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7.作戦
これまでは敵機と対した場合の戦闘方法を書いてきました。 しかし、本当の戦いは離陸前のMAP確認から始まっているのです。 離陸する前にMAPを確認し、敵味方の動きと戦力が集中している場所を見極め、自分がどこへ飛べば自軍にとって有利か、また自分の安全を確保できるか、じっくり考えなければなりません。 ここで良い飛行コースと自分の想定する戦場を見つけられれば、空戦の第一段階は成功したと言って良いでしょう。
1)戦場を作る

レーダを見ると、周囲に敵機が写っていない。 どこか遠くの空域で他の国同士が激戦を繰り広げているらしく、他国に全然構ってもらえない。 アリーナの人数が少ないような場合によく発生する現象です。 そんな場合、燃料を多く積み、敵の居そうな空域に飛ぶことになります。

しかし、燃料代(電話代)も馬鹿になりませんし、なんと言っても時間が浪費されてしまいます。 時間とお金をかけ、やっと戦場に着いて突撃したらいきなりオカマした・・・なんて経験、皆さんにもあると思います。

そんな時には、新たに戦場を作ってしまいましょう。(^^;) 一番手っ取り早いのは、戦闘爆撃機を数機繰り出して、手近な基地を占領してしまうのです。 そうして戦線を押し上げ、敵国に対しても防衛する意志を持たせるのです。

それもできないような場合はどうしましょう? 極端な例では、ほんの数機しか自国にいない場合です。 私がよく使う常套手段は、手近な基地へ出向き、基地の周辺をうろうろする事です。 当然レーダに自分の姿が写り、敵の迎撃を誘発します。

では、基地でレーダを見ていない人がほとんどの場合はどうしましょう? ちょっと情報操作をします。(^^;) 100chに一言、「Fxx clear」もしくは「otw Fxx」と流すのです。 これで、「あ、Fxxに攻撃に来るのか?」と警戒するはずです。 さらに信憑性を増すため、「oops! err ch」と追加すれば完璧です。(^^;) レーダを見て、1機か2機上がってきてくれるでしょう。 もっとせこい手としては、「otw Fxx with ju52」とか流せば完璧ですが、そこまで行くと狼少年扱いされるので私にはできません。(^^;)

2)基地防衛

基地が攻撃を受けています。 基地を防衛しようとする場合、あなたならどうしますか? よく「高度を取って待ち構える」と言う人がいます。

しかしこれでは基地を守ることは難しいでしょう。 高度を取って急降下爆撃する敵機を阻止するのは、P51でも難しいものです。 しかも、1機落として高度を失ったところへまた別の敵機が来たら、もう迎撃すらできなくなります。

私の基地防衛は、心を鬼にして基地から離脱します。 この時、できれば一撃離脱が得意な機体(FWかP51)で出撃するのが望ましいでしょう。 敵の進撃路を大きく迂回して、敵の攻撃拠点である基地まで進出します。 大きく迂回するお陰で、途中敵機と出くわす可能性はかなり低いはずです。 敵基地上空では、全機が高度0から離陸してくるので、それほど高度を取る必要もありません。 せいぜい10,000ftもあれば充分です。

後は爆装して離陸してくる敵機を上から襲い、ackの傘に抑え込むか、爆弾を捨てさせるようにします。 基地防衛が目的であれば、積極的に撃墜する必要はありません。 上空に占位して上からプレッシャーをかければ、爆弾を捨てて戦闘準備をするか、再びackの傘に逃げ込むはずです。

もしも高度を取りながら上昇してくる敵機がいれば、Hi-Vulchの体勢に入ります。 とにかく敵の足を止めることができれば、それだけ味方基地は楽になるはずです。 味方が高度を取って、ここまで進撃してくるかもしれません。 そうなれば立場は逆転し、今度はこちらが敵機を基地に押し込める番です。

そのような余裕も無く、まさにju52が今にも飛来しそうな場合はどうすれば良いでしょう? 現在のWBでは、ju52を寄せ付けない限り、基地を占領されることはありません。 敵攻勢正面の左右で、敵基地から平坦なコースを通ってju52は飛来します。 ju52は速度が遅く、上昇力もありません。 当然余計な上昇をしたがらないものです。 であれば、ju52が山を越えて飛来することはまずありません。 途中に山を越えなければならないようなコースを除外し、かつ低空で防衛側の戦闘機と遭遇し難いコースを推理すれば、自ずとju52を発見する事ができるはずです。

3)戦場の航路

WBの戦場には、目にみえない航路が存在します。

隣接する基地同士を線で結んだ網目がそうです。 基地から離陸して基地を攻撃する性格上、大多数の戦闘機はこれら基地間の線上を飛行し、敵機との戦闘もこの線上で発生します。 おそらく、アリーナで飛ぶ航空機の90%はこの航路に沿って飛ぶでしょう。 逆に言えば、これらの航路を外れて飛べば、敵機と接触する確率が低く、安全に飛行することができます。 爆撃機やju52等の脆弱な飛行機は、より遠い基地から上昇して来るか、これらの空白地帯をうまく活用しています。 戦闘機であってものんびり上昇したり、敵機を人気の無いところへ誘い出す場合、これら空白地帯を利用しない手はありません。


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著者:月夜( tukiyo ) 第1版 1998-12-30

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